【CB400SF】センタースタンド取付

CB400SF

CB400SF NC42(’08)に、純正のセンタースタンド(メインスタンド)を取付けしました。ずっと欲しかったんですけど、現在売ってる型番08M70-MFM-C00は、2014年製以降のNC42用で、自分の2008年製NC42用は絶版だったので、半分諦めてました(´xωx`) でも、2014年製以降のNC42用を買って、1つだけパーツを手で加工したら取付けできました。加工といっても、やることは単純なので、誰でもできます。取付後の使用感も時に問題ないです(o’∀’)b 同じように悩んでる人は、是非参考にしてみてください(˶ᵔ ᵔ˶)
それでは、やり方を説明していきます(^▽^)/

センタースタンド(メインスタンド)の説明

センタースタンドとは

センタースタンド(メインスタンド)は、サイドスタンドが車体左側にあるのに対して、車体中央についているスタンドのことです。スクーターでは標準装備されてますが、CB400SFではオプションです。

メリット

  • サイドスタンドを立てると、後輪が浮くので、車体を移動させなくても、後輪を手で回せます。チェーン・後輪の清掃が楽になります。
  • オイル交換等、メンテナンス時に車体を水平にできます。
  • サイドスタンドに比べ、駐車に必要な横幅が減ります。
  • 長期保管時、後輪を浮かすことができ、タイヤにやさしいです。
  • メンテナンススタンドと違い、持ち運びが容易です。(常についてるので、持ち運ぶ必要がありません。)

デメリット

  • サイドスタンドの重量分、2~3kg車重が重くなります。
  • 社外品(マフラー等)と干渉する可能性があります。

必要なもの

  • 純正メインスタンド(型番08M70-MFM-C00)※商品名は、センタースタンドではなく、メインスタンドです。

適合車種は、2014年以降のNC42用となってます。が、2014年以前のNC42やNC39は部品を加工すれば取付可能です。それ以前の車種も大丈夫だと思いますが、自己責任でお願いします。

必要な工具

  • レンチ(10mm)
  • ラジオペンチorメガネレンチ(8mm以下)
  • 中性洗剤
  • グリース(万能グリースでokです)
  • プラスチックハンマー

 注)加工が必要な場合に必要なものは、後述します。

センタースタンド取付方法

マニュアルは、付属のURLペーパーに記載のURLからダウンロードできますが、つまずきが多かったので、わかりやすく説明していきます。

構成品

商品の構成は以下のリストのとおりです。
URLペーパーに取付説明書のURLが記載されていますが、自分のスマホからはダウンロードできなかったので、PCからダウンロードしました。

  1. URLペーパー
  2. メインスタンド
  3. ストッパーラバー
  4. プレート
  5. ピボットパイプ
  6. スプリング(2ヶ)
  7. 6mmフランジボルト
  8. ワッシャー
  9. スプリットピン

HONDA メインスタンド取扱説明書より引用

パーツ加工要否チェック方法

2014年以降のNC42じゃない場合は、商品が届いたら、まず加工要否チェックです。
構成品の4.プレートだけ握りしめて、スーフォアの元に走りましょう!
車体左側からサイドスタンドの根本付近を下から覗き込んでください。左右にピボッドパイプを差し込む穴と、中央にフックがあります。

フックにプレートの大きい方の穴を差し込んでみてください。下の写真のように、差し込めなかったアナタは、加工が必要です(゚∀゚)人(゚∀゚)ナカーマ

パーツ加工方法(加工が必要な場合のみ)

加工するパーツは、先程のチェックで使用したプレートのみです。大きい方の穴付近を見てみると、リングが溶接されています。

このリングを3mm程度薄くしてやればOKです。ディスクグラインダー(通称ベビーサンダー)とプレートを固定する万力があれば、アッという間に加工できますが、そんないいものは所有しておらず(›꒪△꒪‹) 考えた末、鉄工ヤスリで地道に削ることにしました。

使ったものは、

  • 鉄工ヤスリ(平型の粗目、中目)
  • 四角の木片(厚さ1cm程度)
  • シャコ万力
  • 段ボール

写真のようにセッティングして、鉄工ヤスリ(粗目)で削りました。プレートがいびつな形をしているので、少し浮かせる必要があります。シャコ万力のおかげで、ちょうどいい塩梅にプレートが浮いてくれるので、やり易かったです(`・ω・´)b 但し、時間はかかります。プレートはステンレスなのか、硬いですし、2,3時間は削ってました(;’∀’) コツは、ヤスリの持ち手を利き手で握って、残った方の手をヤスリの先端に添えて、両手で力を加える、です(写真はそのようになってませんが、左手の部分を膝で代用してやれば、左手は自由になります)。鉄工ヤスリの性質で、先端に向かって押す時だけ削れるので、引くときは、プレートに当たらないように注意してください。3mm程度削ったら、シャコ万力からプレートを外して、削った面の穴の周りを面取りしてください。鉄工ヤスリの先端の角をグリグリ押し当てたら面取りできます。それから、フックにプレートの穴が入って、プレートが、スムーズに上下に動くかチェックしてみましょう。スムーズに動いても、プレートが車体と平行に動かないなら、削りが不足しています。平行に動くようになるまで、削ってください。面倒ですが、チェックの度に、穴の面取りはした方がいいです。フックの塗装が削れますので(;’∀’)最後に、削った面を、鉄工ヤスリ(細目)で仕上げて完了です。完成したらこんな感じになります。プレートに黒いスプリングがぶら下がってますが、見なかったことにしてください(^▽^;)

あとは、マニュアルに沿って取り付けするだけ、、、、なんですけど、色々トラブル発生しました (´xωx`)

メインスタンドにストッパーラバーを取り付ける

HONDA メインスタンド取扱説明書より引用

ストッパーラバーの先端に中性洗剤を塗布して、メインスタンドの穴に差し込むだけ。ですが、図の矢印のとおり、ストッパーラバーをいくら押しても、穴に入りません。中〇きん〇君ぐらいムキムキじゃないと無理ですね。というわけで、下の写真のように、ラバーを地面につけて、スタンドの方に体重をかける作戦に変更しました。体重をかけて、グリグリしたら、すぐに入りました!

パーツにグリスを塗布する

HONDA メインスタンド取扱説明書より引用

所有しているグリスのうち、万能グリスをチョイス。マニュアルのとおりグリスを塗布しました。手袋がなかったので、割り箸で塗りました。

パーツを小組みする

HONDA メインスタンド取扱説明書より引用

プレート、スプリング、メインスタンドを小組みします。スプリングには向きがあるので、図のとおりになるように小組みします。

フックにプレートを差し込んで、ピボットパイプで固定する

HONDA メインスタンド取扱説明書より引用

フックの向きが取説と逆でしたが、プレートを差し込むのは簡単でした。あとは図のとおりメインスタンドの穴と車体の穴を合わせて、ピポッドパイプを差し込むだけ!ですが、ここでトラブル発生!スプリングに引っ張られるので、穴を合わせるだけで両手が塞がる。ピポッドパイプを差し込む手が不足!家族を呼んで、ピポッドパイプを差し込んでもらいました。ある程度差し込んでもらったら、あとは一人で穴を合わせながらプラスチックハンマーで最後まで押し込みます。ただし、ピポッドパイプと車体に6mmフランジボルトを差し込む穴がある(下の写真の赤丸)ので、穴が重なるように差し込んでください。

6mmフランジボルトを取り付ける

HONDA メインスタンド取扱説明書より引用

6mmフランジボルトは、車体左側からピポッドパイプと車体の穴が合ってる状態で締めます。締め付け指定トルクは12Nmです。所持しているトルクレンチが20Nmからだったので、10mmメガネレンチを使って手ルクで締めました(;・∀・)

ワッシャー、スプリットピンを取り付ける

HONDA メインスタンド取扱説明書より引用

車体右側から、ピポッドパイプの先端に、ワッシャーとスプリットピンを取り付けます。簡単にできそうですが、狭い隙間から手を差し込んで作業する必要があるので、かなり苦労します。ワッシャーはなんとかつけましたが、スプリットピンがうまく差し込めません。ピポッドパイプの上下に穴があり、スプリットピンは鉛直に上から下に差し込めばいいことは確認できましたが、隙間が狭すぎて、手を差し込むと、手が視界の邪魔をして、作業してるところが見えません!写真の左の赤丸から手を差し込んで右側の赤丸から作業をみて何とか差し込みました。

最後に、スプリットピンを広げる必要があります。マニュアルには書いてませんが、必要な工具に、ラジオペンチがあったので、たぶんそれで広げるのが正統派!ですが、狭すぎて無理でした。結局、8mmのメガネレンチで引っかけて、可能な限り広げて完成!ということにしました。60度程度は開いてたので、問題ないと思います(^▽^;)

センタースタンドの立て方

立てるのを失敗すると、バイクを倒してしまうことになるので、立て方を説明しておきます。
勢いでやらずに、落ち着いてゆっくりやれば、大丈夫です。最初は、車体を支えてくれる補助の人がいると安心です。

  1. 車体の左側に立って、両手でハンドルを握り、ハンドルはまっすぐ&車体は水平にする。
  2. サイドスタンドをはらう。(直前にサイドスタンドを使っていた場合)
  3. 左手でハンドルを握ったまま、右手を車体後方のグラブバーを握る(手が届かない場合はフレーム)。
  4. 体を後方に向け、右足をセンタースタンドのペダルにのせて、スタンドを下げる。
  5. スタンドが軽く地面についたら、左右の両方が接地していることを確認する。
    (車体をグラグラ左右に傾けると右足の感覚で設置できているかわかります)
  6. 車体が倒れないようにバランスを取りながら、ゆっくり右足に全体重をかける。
  7. 車体後方が浮いて、スタンドが立ちきったら、完了。

5が足の感覚でわかるようになるまで、1,4,5を繰り返した方がいいと思います(2,3はしない)。できるようになったら、1~7を通しでやりますが、最初は、6の体重の掛け方が感覚的に難しいと思います。勢いでやるのはダメです。コケます。何度もトライして、右足でスタンドに全体重をかける感覚を体得してください。スクーターがあるなら、先にそちらで練習することをオススメします。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございました(⌒∇⌒)
センタースタンドは、少々高いですが、メリットが多いのでオススメです。外観上も、あまり目立ちません。なんで、オプションなんでしょうねぇ(^▽^;)
予想以上に取り付けに苦労したので、長文になってしまいましたが、皆さんの参考になると嬉しいです。それでは、また(^▽^)/

コメント

  1. 匿名 より:

    気になったのですが、2014年式に以前の型式のnc42用を取り付ける場合は穴が小さくて遊びが出るのでしょうか?

    • まぁすぃい まぁすぃい より:

      コメントありがとうごさいます(,,>᎑<,,)2008年式NC42では、プレートの穴とフックはほぼピッタリで、遊びはでませんでした。最後はスプリングで引っ張るので、もし、多少の遊びがあっても問題ないと思います(˶• ֊ •˶)

      • まぁすぃい まぁすぃい より:

        少し読み間違えてました(^o^;)逆パターンですね。古い方は入手困難なので、他のNC42のを流用ですかね。ネット上では、情報なかったですが、大きな遊びが無ければ、スプリングで引っ張るので大丈夫だと思います。ですが、古いのは経年劣化の可能性もあるので、現行のを買った方が無難だと思います。お力になれず申し訳ないですm(_ _)m