金属のブラケットステーは、色々市販されてますが、希望の形状や穴位置ではない場合がありますよね。強度があまり必要ない場合は、アルミ板で自作するのがオススメです。今回自作にチャレンジしてみたところ、案外簡単に作れてしまいました。やり方を説明しますので参考にしてもらえると幸いです(˶ᵔ ᵔ˶)
アルミ板曲げ器の作成
まず、アルミ板を曲げるのに使う器具を自作します。アルミ板を切るときにも使えます。
作業台の上にあるのが、完成品です。
必要な工具
- 金切鋸 (amazonリンク)
- 電動ドリル (amazonリンク)
- センターポンチ (amazonリンク)
- リーマー (amazonリンク)
- 鉄工用ヤスリ (amazonリンク)
- 作業台(無いと作業しにくいかもです)(amazonリンク)
必要なもの
手順
- 山形鋼をカットして、長さ300mmを2本切り出します。残りの長さ310mm1本も使います。
金切鋸でカットして、端部のバリを平型棒ヤスリ等で落とします。 - 長さ300mmの山形鋼2本に、電動ドリルでボルトを通す穴を開けます。
端部から15mm×15mmの位置に5.5mm程度の穴を開けます。完成品をみてもらうとわかりますが、2本の山形鋼をボルトで縫い合わせて使います。2本の山形鋼の穴の位置は、逆になりますので注意です。また、穴あけの位置の精度は重要です。センターポンチで穴位置がずれないようにして、ドリルも慎重に使いましょう。今回は、少し小さめに穴を開けてから、リーマーで微調整しました。もし失敗したら、穴位置を少し移動して再チャレンジです。 - 長さ300mmの山形鋼2本の端部をボルトで繋ぎ、もう一方の端部はクランプで締めたら完成です。
使い方
長さ300mmの山形鋼2本で、曲げたいアルミ板を挟んで固定します。残りの山形鋼を作業台の端部に置いて、アルミ板を押し当てて、曲げます。
アルミ板曲げ器作成のまとめ
自作アルミ曲げ器は、ネットで検索すると、色々な情報がありました。が、難易度が高いものが多かったので、一番簡単そうなのを更に簡単にアレンジしてみました(;’∀’) 90度未満の曲げはできないのでご注意ください。
アルミ板加工(切断、曲げ、穴あけ)
製作したブラケットステーは、アルミ板をL字に曲げたものに1カ所10mm程度の穴を開けただけのものです。購入したアルミ板が、必要サイズより大きかったので、作業としては、アルミ板の切断、曲げ、穴あけを行いました。(ブラケットステー使用例の記事はコチラ)
必要な工具
必要なもの
- アルミ板(150mm×150mm×1.5mm) (amazonリンク)
手順
1.工業用マーカーで、アルミ板を切断するライン、曲げるライン、穴あけの中心点にマーキングします。
2.穴あけを行います。
作業しやすいように、先に穴を開けてました。ドリルで適当なサイズの穴を開けておいて、リーマーでサイズ調整しました。
3.必要サイズに切断します。
定規を切断ライン①にあてて、カッターで20回程度切り込みを入れます。定規が削れないよう金属製がオススメです。裏面も、同じように切り込みをいれます。アルミ板曲げ器で、アルミ板を挟み、切れ込みからアルミ板が裂けるように、表裏両方の方向に何度も何度も板を曲げます。曲げる角度は1,2度程度からスタートして、少しずつ角度を増やしていきます。そのうち金属疲労で、カッターの切れ込みラインでパキンと折れます。切断ライン②も、おなじ手順で切断します。切断面のバリをヤスリで削って完了です。
4.曲げるラインで90度曲げます。
アルミ板を曲げるラインで、アルミ板曲げ器に固定し、山形鋼を押し当てて、一気に90度曲げます。
アルミ板加工のまとめ
アルミ板の切断は、金属疲労を使えば、バリも少なくて済みます。アルミ板曲げは、ある意味力任せなので、厚めのアルミ板だとパワーが必要ですね。力こそパワーです!
まとめ
最後までお付き合いいただきありがとうございました。アルミ板は、安価で加工性がよく錆にも強いので、利用しやすい部材です。ブラケットステーとして使う場合も、強度が不足しているようであれば、板厚を上げたり複数準備することで、補えることが多いと思います。よかったら真似してみてくださいね(ˊ꒳ˋ)
今回は、曲げ器を自作しましたが、加工可能サイズが小さくてよければ、市販のものもあるので、リンクをつけておきますね。ではまた(^▽^)/
コメント