PCX125(JF56)にエンデュランスのグリップヒーターを取り付けました。冬場に寒さで指先が痺れるので、ハンドル周りの防寒対策は、色々試してきましたが、グリップヒーターが最強でした!取付は結構面倒だったけど、効果は抜群!指先が寒さで痺れることは無くなりましたよ(*^^)v
それでは、グリップヒーターの取り付け方法、グリップヒーターの選び方、一緒に使うと更に暖かくなる装備の説明をしていきます。良かったら参考にしてくださいね(^▽^)/
必要なもの
- エンデュランスグリップヒーター
(リンクはJF56用です。年式によって、異なるので注意してください)
※商品は、グリップヒーターHG115とグリップヒーター用スロットルパイプE53140GJAT01のセット販売でした。
ハイスロ化したい場合は、ハイスロ用のスロットルパイプを購入しましょう(o^―^o) - パーツクリーナー
- グリース
- グリップボンド
※他のボンドでもいいですが、耐熱性が高くないといけません - 余裕のあるスケジュール
難航しなければ、2日で終わりますが、難航すると数日かかると思います。連休中がいいと思います。 - 腕力
腕力はあった方がいいです。うまくいけばそんなに力は必要ないですが、女性には厳しいかも(;’∀’)
必要な工具
- パネルはがし
- マイナスドライバー
- ソケットレンチ10mm & 6㎜六角ソケット & プラスのソケット
- 六角レンチ2.5mm
手順
必要なものや工具が揃ったら、さっそくスタート!
フロント周り外装外し
個人的に大嫌いな外装外しからです。力任せにやるとツメが折れたりするので、慎重にやっていきます。
JF56以外の年式の方は、やり方が違いますので、しっかり調査してからやってくださいね(^▽^;)
フロントガーニッシュ、スクリーン、インナーカウルの順番に外していきます。
車体前方からスクリーンの下を覗くと、プラスネジが2本あるので、外します。
パネル外しをフロントガーニッシュの下に差し込んで、赤丸付近をスライドします。
フロントガーニッシュの前方をつかんで、車体前方に向かって引っ張ればフロントガーニッシュは外れます。裏を見てみるとフィットクリップが2つあります。まっすぐ引っ張れば外れます。
スクリーンはボルト4ヶ所で留まっています。ソケットレンチでボルトを外します。ソケットは10mmです。ボルトと金属のワッシャー、樹脂のワッシャーをセットで外しますが、ワッシャーを落としやすいので、ご注意を(;’∀’) ボルトを4セット外せば、スクリーンを外せます。
最後にインナーカウルを外します。まず赤丸の左右のプラスネジを外します。
あとは、黄色丸のように突起にインナーカウルの穴が嵌っているので、強引に外します。ドライバーを隙間に入れてテコの原理で外しますが、力任せでやります。結構難所です。
写真のように左右外せば、車体前方に引っ張って外します。上の方に引っかかりがあるので、構造を見ながら、左右にずらしたり、指で押したりしながら引っ張れば外れます。
電源を接続テスト
PCXは、アクセサリー電源(電源キーONで通電する電源)が準備されています。写真の部分のテープを剥いていくと、ギボシのプラスマイナスが出てきます。
グリップヒーターもギボシになっているので、配線の色を黒と赤→緑と黒の順番で接続するだけで接続完了です。電源キーをオンにして、動作テストをしてみてください。操作パネルの反転液晶がカッコイイ!
仮配線
まず、ハンドルクランプ前方の写真の銀色のパーツを外します。パーツは前後180度ずつで2つに分かれています。六角レンチ5mmで赤丸のネジを2ヶ所外して、前半分を上に引っ張れば外れます。ちなみに、六角ボルトの下に樹脂のワッシャーがあるので無くさないように注意です。
穴が広がったので、配線しやすくなったはず。配線はギボシの方を他の配線に沿わして通していって前方のアクセサリー電源まで持っていきます。写真のような感じ。ギボシを接続したら完了です。
左ハンドルのグリップ交換
ブレーキレバー側を外すのは簡単です。まず、バーエンドをプラスドライバーで外します。かなり固く締められているので、普通のプラスドライバーではなく、ソケットレンチにプラスのソケットをつけて外します。
次にグリップを外します。グリップとハンドルバーの隙間に、パーツクリーナーを吹きます。
グリップとハンドルバーの間の接着剤が溶けてきますので、グリップをグリグリ回しながら、ハンドルバーから抜きます。汚いですね(^▽^;)
パーツクリーナーで洗浄しておきます。
次にグリップヒーターのグリップを差し込みます。グリップはブレーキ側とアクセル側があります。分かりにくいですが、写真の左側がブレーキ側です。穴が少し小さいです。
グリップの中にボンドを少しつけてから、ボンドが乾く前にハンドルバーに差し込みます。グリグリしながら一番奥まで差し込みます。
グリグリしながら、配線が下に向くように調整してください。純正のバーエンドをプラスドライバーで戻せば完了です。
ハンドル取り外し
右側ハンドルグリップの作業下準備として、ハンドルバーを外します。写真の4本の六角ボルトを外すのですが、ボルトキャップがあるので、隙間にメガネ用調整用のマイナスドライバーを差し込んでこじって外します。外せばわかりますが、キャップは押し込んであるだけです。
いよいよ六角ボルトを外しますが、固く締まってますので、六角レンチで回らない場合は、ソケットレンチに六角のソケットを差し込んで回してください。サイズは6mmでしたが、年式よっては違うかもしれません。六角ボルトを4本外すとハンドルバーがフリーになります。後の作業が少しやりにくくなるので、動かない程度に仮止めしておきます。また、最終的にハンドルバーの位置を元に戻せるように、サインペンでマーキングしておきます。
右側ハンドルのグリップ交換
左ハンドル側と同じやり方で、まず、バーエンドをプラスドライバーで外します。
次に、スイッチボックスを開けます。裏側にあるプラスネジ2本を外せは開きます。が、アクセルワイヤーの管などが邪魔でプラスドライバーが入りません。仕方がないので周りの機器の固定ボルトを緩めて少しずらしてからプラスドライバーを差し込みました。
スイッチボックスを開けたら、スロットルパイプをスイッチボックスから外します。更に、スロットルパイプを右側にずらしてハンドルバーから抜きます。ここで、仮止めしておいたハンドルバーの固定を外して、ハンドルバーを車体左側にずらしながら作業すると抜けます。
次に、写真のタイコをスロットルパイプから外します。外れにくいので構造を見ながら、ワイヤーを傷つけないように注意して作業します。
新しいスロットルパイプのタイコを取り付けるところに、グリスを塗布して、ハンドルバーに差し込んでから、タイコを取り付けます。
タイコを取り付けたらスロットルパイプをスイッチボックスに取り付け、スイッチボックスの裏のネジも締めます。スイッチボックスは綺麗に組立てないとネジが回らないので丁寧に組立てます。スイッチボックス回りの機器の固定ボルトも、締め直します。ハンドルバーも位置合わせをして、六角ボルトを締めて、元に戻しておきます。
最後に、右側グリップヒーターのグリップ内にボンドをつけて、スロットルパイプに押し込みます。押し込みすぎて、グリップとスイッチボックスが干渉するのはNGです。バーエンドも取り付けて、グリップと隙間が少しできていることを確認します。万が一、隙間がない場合は、ワッシャーを手配する等で工夫します。
グリップからの配線は雨水が入りにくいように下向きになるよう調整しながら作業します。
スロットルパイプにグリップが入りにくい場合は、グリップヒーターの機能で、グリップを温めてから作業すると、入りやすくなります。。。と簡単に書きましたが、自分の場合は、スロットルパイプの精度が悪かったのか、太すぎてグリップが奥まで入りませんでした。ボンドをつけてたら一巻の終わりでした(^▽^;) 耐水ペーパーでスロットルパイプを少し削っては、潤滑するようパーツクリーナーをつけて差し込み、ダメだったらパイプを抜く作業を延々と繰り返し、もう大丈夫と感じてからボンドをつけて、強引に押し込みました。2時間以上はやってました(;’∀’)再度になりますが、差し込み困難な場合の対策は、グリップを温めることと、潤滑するようにボンドをつけることですが、ダメな場合もありますので、まず、ボンドをつけずに差し込んでみる等、慎重に作業することを強くオススメします。
無事、グリップが差し込めたら作業完了です。ボンドの硬化に時間がかかりますので、ボンドのマニュアルに従って、放置しましょう。
外装等を元に戻す
外した外装等を元に戻します。手順は外したときの逆手順です。
操作パネルの設置
マニュアルどおり操作パネルを組み立ててから、写真の位置に操作パネルを配置してみました。左右にハンドルを振ってみて、窮屈な長さにならない程度に遊びをもたせたら、適当に本体の配線に結束バンドで止めておきます。グリップからの配線も同様です。
グリップヒーターの使用方法
マニュアルによると、起動時専用の温かさ設定や設定したバッテリー容量になると、加熱を停止する機能など便利機能がたくさん書いてあって、色々試してみましたのが、結局シンプルな使い方に落ち着きました。キーオフ前の設定は残っているので、エンジンを始動して、操作パネルのボタンを1回おして、グリップヒーター起動。温度設定を変えたければ、ボタンを何回か押して調整。グリップヒーター使用中はアイドリングストップoffという使い方です。
グリップヒーターの選び方
純正が一番いいと思いますが、新旧2種類あって、年式によって適合確認が必要です。JF56に適合するのは旧式の方で、温まるのがグリップの半周だったので、全周タイプの社外品をチョイスしました。ちなみに純正の新しい方は全周です。
グリップヒーターの効果を高める装備
- グリップヒーター用グローブ
手のひら側がぐうリップヒーターの熱が伝わりやすい材質になっています。 - ハンドルカバー
大きい方が運転しやすいです。リンクの商品はめちゃ大きくてオススメですよ!
まとめ
グリップヒーターは、もっと早くつけときゃ良かった装備No.1です。冬場はもちろんのこと、急に寒くなっても、使えるのでありがたい存在です。使用するのは冬場ですが、暖かい季節に設置しておくことをオススメします。冬場の作業は大変なので(;’∀’) 使用していて感じたのですが、少しスロットルの戻りが悪くなった気がします。スロットルパイプを変えたせいでしょうか。。。スロットルワイヤ(タイコについていたワイヤ)の遊びの調整をした方がいいかもしれません。遊びは、スイッチボックスの裏側の金属の部品を回せば調整できるみたいですので、やってみます。それではまた(^▽^)/
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